国民健康保険料 上限3万円引き上げへ 高所得者の負担増 厚労省専門部会
自営業の人などが加入する「国民健康保険」について、厚生労働省の専門部会が保険料の上限を来年度から3万円引き上げる方針を了承しました。
自営業の人などが加入する「国民健康保険」は高齢化などに伴う財政の悪化が課題となっていて、厚労省は毎年度、保険料の見直しを行っています。
きょう(31日)開かれた厚労省の専門部会で、来年度の見直しについて、所得が高い人が払う医療費分の年間保険料の上限額を、今の89万円から3万円引き上げ、92万円とする方針が了承されました。
上限の対象となるのは、単身世帯の場合、年収がおよそ1170万円以上の人で、引き上げは4年連続になります。
介護保険の保険料は17万円のまま据え置かれ、保険料全体の年間の上限額は109万円となります。