ケネディ氏「反ワクチンでない」 米上院公聴会で主張転換―トランプ政権
トランプ米大統領が厚生長官に指名したロバート・ケネディ・ジュニア氏の公聴会が29日、上院財政委員会で開かれた。ケネディ氏は過去にワクチンに懐疑的な言動を繰り返してきたが、公聴会では一転して「私は反ワクチンではない」と主張した。
ケネディ氏は「ワクチンは医療で重要な役割を果たしている」と述べ、自分の子供にも予防接種を受けさせたと強調した。また、「肥満大国」とされる米国の現状を懸念し、食品添加物の健康への悪影響を調べる考えを示した。
公聴会ではケネディ氏の「安全で効果的なワクチンは存在しない」などとする過去の発言や行動との整合性に質問が集中した。ケネディ氏は過去の発言を釈明したり、否定したりしたが、傍聴席からは「うそつき」と叫ぶ声も上がった。