夜の「ナゴヤ」変わるか 1日から「客待ち」取り締まり
“立ち退き”を迫られる「カラス」と呼ばれる黒服姿の店員たち。
「仕事がなくなる」「仕方がない」と反応はさまざまだ。
名古屋の夜は変わるのか。
「もう1軒どうですか」。5月30日深夜。
名古屋市の繁華街「錦三」に立って4年というキャバクラ男性店員(30)は「こういう世界でしか生きられない人間もいる。弱い者いじめかよ」と吐き捨てるように言った。
札幌・ススキノや新宿・歌舞伎町でも働いたことがあるという男性(39)は「錦三のキャッチ(客待ち)はタチが悪い。取り締まりも仕方がない」。
県警が昨年夏、隣接する栄地区に居住・通勤する約300人にアンケートすると、8割が「客引きや客待ちが迷惑」と回答。
「黒服姿の店員が路上に立っていること自体怖い」との答えも。
県警は施行を機に取り締まりを強化する。