逮捕の捜査1課警部、キャバクラで頻繁に接待受ける 愛知県警情報漏洩事件
愛知県警に地方公務員法(守秘義務)違反容疑で逮捕された県警捜査1課警部倉木勝典容疑者(55)が、情報漏洩相手とされる暴力団関係者佐藤義徳被告(56)=脅迫罪などで公判中=から、同被告が経営する名古屋市内のキャバクラでの接待を頻繁に受けていたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。
佐藤被告が従業員に、倉木容疑者が1人で来店した場合などは「料金は受け取らなくていい」と指示していたことも判明。
県警は倉木容疑者が接待などを受けた見返りにナンバー照会の依頼に応じた疑いもあるとみている。
捜査関係者によると、佐藤被告は名古屋市を中心に風俗店やキャバクラ計20店を経営。
県警は指定暴力団山口組弘道会の資金源とみていた。
倉木容疑者とは1999年ごろ、瀬戸署で勤務していた警官の紹介で知り合い、キャバクラなどで頻繁に接待するようになったという。