客の不起訴不当を議決 大阪ガールズバー店長死亡事件 検審「捜査尽くしていない」
大阪市北区堂山町のガールズバーで昨年7月、料金トラブルで客から暴行を受けたとされる男性店長=当時(29)=が死亡した事件で、大阪地検が殺人容疑で捜査し、不起訴とした客で兵庫県川西市の男性会社員(35)について、大阪第4検察審査会が不起訴不当と議決したことが3日、分かった。
昨年12月24日付。地検は再捜査し、改めて処分を決める方針。
会社員は昨年7月23日夜、店長を階段から転落させたなどとして大阪府警に殺人未遂容疑で逮捕された。
店長は死亡し、地検が殺人容疑などに切り替えて捜査。
翌8月に嫌疑不十分で不起訴としたが、遺族が審査を申し立てていた。
議決理由で検審は「店長は会社員が暴行し、ともに階下に落下した際に負傷した可能性が高い」として傷害致死罪にあたると認定。
「目撃者の捜査を尽くしているとはいえず、再捜査を強く望む」としている。
申し立て代理人の弁護士は「議決を尊重し、検察官には捜査を尽くしてもらいたい」とコメント。
一方、大阪地検の北川健太郎次席検事は「議決の指摘を踏まえ、早急に再捜査し、適正な処分を行う」としている。
昨年12月24日付。地検は再捜査し、改めて処分を決める方針。
会社員は昨年7月23日夜、店長を階段から転落させたなどとして大阪府警に殺人未遂容疑で逮捕された。
店長は死亡し、地検が殺人容疑などに切り替えて捜査。
翌8月に嫌疑不十分で不起訴としたが、遺族が審査を申し立てていた。
議決理由で検審は「店長は会社員が暴行し、ともに階下に落下した際に負傷した可能性が高い」として傷害致死罪にあたると認定。
「目撃者の捜査を尽くしているとはいえず、再捜査を強く望む」としている。
申し立て代理人の弁護士は「議決を尊重し、検察官には捜査を尽くしてもらいたい」とコメント。
一方、大阪地検の北川健太郎次席検事は「議決の指摘を踏まえ、早急に再捜査し、適正な処分を行う」としている。