実習の中国人に不法就労 新たに2人逮捕
熊本・八代市で、農業実習の目的で日本に滞在している中国人の女をホステスとして働かせた疑いで飲食店3軒が摘発された事件で、29日、日本人のキャバレー経営者を含む2人が新たに逮捕された。これで、逮捕者は7人となった。
出入国管理および難民認定法違反の疑いで新たに逮捕されたのは、八代市のキャバレー経営・泉郁雄容疑者(69)と、従業員の中国人の女(36)。
警察によると、泉容疑者らは、農業の技能実習生の資格で滞在している中国人の女にホステスとして客の接待をさせていた疑いが持たれている。
警察は、飲食店を経営している中国人の女2人と、ホステスとして働いていた中国人の女3人をこれまでに同じ容疑で逮捕しており、逮捕者はこれで7人となった。
働いていた3人はいずれも12年8月に来日し、熊本県北部の養鶏農家で実習していたという。
泉容疑者は「資格外であることは知らなかった」と、容疑を一部否認しているという。