元店長が起訴内容認める 秋田のキャバクラ嬢殺害初公判、同僚女性は「幇助だと思います」
秋田市のキャバクラ従業員、伊藤理香子さん=当時(22)=殺害事件で、殺人と死体遺棄の罪に問われた当時の店長、神山達也(27)と同僚従業員、秋元麗奈(22)の両被告の裁判員裁判の初公判が22日、秋田地裁(福士利博裁判長)で開かれた。
神山被告は「間違いありません」と起訴内容を認め、秋元被告は死体遺棄は認めたが、殺害については「主犯ではなく幇助だと思います」と否認した。
検察側の冒頭陳述によると、神山被告は昨年3月ごろから秋元被告と交際していたが、5月には別の従業員と親密になった。
店内交際は禁止されており、伊藤さんが実質経営者に告げたところ、実質経営者は神山被告を叱責し暴行した。
伊藤さんを恨んだ神山被告と、神山被告の気持ちを取り戻そうとした秋元被告が、伊藤さん殺害の意思を共有したとしている。
起訴状によると、両被告は昨年5月23日未明、秋田市大町のキャバクラ「レジェーラ」店内で伊藤さんの首をビニールひもで絞めて殺害し、遺体を同市太平八田の山中に埋めたとしている。