三重・鈴鹿市アパート強殺 逮捕の男、事件の約1か月前に退去
三重県鈴鹿市のアパートで男性が殺害され現金が奪われた強盗殺人事件で、逮捕された27歳の男が、事件のおよそ1か月前、アパートから退去し、空き家で暮らしていたとみられることがわかりました。警察は、男が金銭に困った末、犯行に及んだ可能性があるとみて調べを進めています。
住居不定・無職の美崎芳一容疑者(27)は先月8日、三重県鈴鹿市にあるアパートに侵入し、この部屋に住む当時77歳の近藤康夫さんを殺害し、現金およそ2万5000円を奪った強盗殺人などの疑いで逮捕・送検されています。
警察への取材で、美崎容疑者は去年春頃から事件現場のアパートに住んでいましたが、事件のおよそ1か月前の去年12月中旬に退去していたことがわかりました。
その後、鈴鹿市内の空き家に侵入し、生活していたとみられていて、去年12月27日、鈴鹿市のコンビニエンスストアで、たばこなどを盗んだとして逮捕・起訴されています。
美崎容疑者と近藤さんは顔見知りだったとみられていて、警察は美崎容疑者が金銭に困った末、犯行に及んだ可能性があるとみて調べを進めています。