サッカー伊東純也選手を不起訴 性加害巡る告訴、女性側も
サッカー・フランス1部リーグのスタッド・ランス所属の伊東純也選手(31)が女性2人に同意なく性行為をしたなどとして刑事告訴された問題で、大阪地検は9日、準強制性交致傷の疑いで書類送検されていた伊東選手を嫌疑不十分で不起訴処分とした。
伊東選手側の告訴により、虚偽告訴容疑で書類送検された女性2人も嫌疑不十分で不起訴とした。地検は「必要な捜査をしたが、いずれも起訴するに足りる証拠を収集することができなかった」としている。
女性側は昨年6月に共に飲食した後に大阪市のホテルで性的被害にあったとして、今年1月に伊東選手を大阪府警に告訴。これに対し伊東選手側も性加害はなかったとして虚偽告訴容疑で告訴した。府警は7月に伊東選手と女性2人を書類送検していた。
代理人の加藤博太郎弁護士によると、伊東選手は「一貫して罪を犯していないと言ってきましたので、不起訴の判断にほっとしています」とコメントした。
伊東選手側は女性側に計約2億円の損害賠償を求め提訴した他、性加害を巡る記事は虚偽だとして女性や週刊新潮の編集者らを名誉毀損容疑で告訴している。