緊急事態宣言から一夜 大阪のパチンコ店は朝から行列
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、安倍晋三首相が7日夜に緊急事態宣言を発令してから一夜が明けた8日、対象地域となった東京都の各所は閑散とした一方で、ラッシュ時には混雑した様子も。
同じく対象地域の大阪では、パチンコ店に多くの人が来店するなど、さまざまな表情を見せた。
大阪市の繁華街・ミナミは閑散としていた。
コロナ禍以前は外国人観光客を中心に、連日ごった返した戎橋周辺も人はまばら。用事で訪れたという大阪・河内長野市在住の女性(72)は「1カ月に1回は(ミナミに)来るけど、人の少なさにビックリした。電車もガラガラやった」と街の変化に驚いた。
パチンコ店も多くは休業しているが、JR新今宮駅周辺の複数の店舗では営業を継続。開店前にはいずれにも50人前後が並んだが、半数程度しかマスクをしていなかった。
列に並んだ無職の男性(67)は、「感染者は(大阪市の歓楽街)北新地のクラブに行っているようなお金持ちだけだ。ここらの人間は大丈夫」と楽観的だった。