石破茂 氏 自民党の新総裁に選出 鳥取県出身で初の総理大臣誕生へ
自民党総裁選の2回目の投票結果が午後3時20分ごろ発表され、新総裁に衆議院鳥取1区選出の石破茂氏が選ばれました。
石破氏は、鳥取県出身で初の総理大臣に就任することになります。
5回目の総裁選への挑戦となった石破氏は、今回を「最後の戦い」と位置づけ、選挙戦へ臨んでいました。
従来の地方の党員・党友票の確保に加え、国会議員の支持を取り付けることに成功。自身の政治生活の集大成として、悲願の総裁就任を成し遂げました。
石破・新総裁は10月1日に召集される臨時国会で首班指名を受け、総理大臣となる見通しです。
最新の著書の中で、総理大臣になるのは「天命が下るとき」と表現していた石破・新総裁。裏金問題で失墜した自民党の信頼回復はもちろん、疲弊する地方の立て直しや激甚化する災害への対応など、課題が山積する中、その手腕が問われることになります。
また、石破氏はこれまでに年内の衆議院選解散にも言及していて、総選挙のタイミングも注目されます。
この後、午後6時から就任会見が行われます。
決選投票の結果
石破茂 氏:215票(議員票:189 都道府県票:26)
高市早苗 氏:194票(議員票:173 都道府県票:21)