相模原殺傷事件、8日に初公判争点は責任能力、無罪訴え
相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年、入所者ら45人が殺傷された事件で、殺人罪などに問われた元職員植松聖被告(29)の裁判員裁判が8日、横浜地裁(青沼潔裁判長)で始まる。
障害者が狙われ、19人もの犠牲者を出した事件。検察側は極刑を求刑するとみられる一方、弁護側は無罪主張の方針で、判断が注目される。
最大の争点は刑事責任能力の有無。植松被告は起訴内容を認める考え。
関係者によると、弁護側も殺傷行為自体は認めた上で、事件当時は大麻による精神障害で心神喪失状態だったと主張する方針。
検察側は完全責任能力があったとの立場だ。