マスク増産に補助金 菅氏「24時間生産で態勢強化」来週以降にも品薄解消の見込み
政府は12日、補助金の額や対象などについて決定。マスク増産へ設備投資するメーカーに対し、製造ライン1本につき3000万円を上限として、大企業では費用の3分の2、中小企業では4分の3をそれぞれ補助する方向で調整している。
補助金の対象は、国の要請を受けて設備投資したメーカーで、需要が減少した際の過剰在庫に対するメーカー側の不安に配慮するため、国が一部買い上げることも検討。
菅義偉官房長官は12日の記者会見で「24時間生産などの態勢強化で、週1億枚以上供給できる見通しができている」とし、来週以降にも品薄が解消できるとの見込みを示した。
品薄の要因について「中国からの輸入の停滞など」が理由と説明。
「生産流通状況をきめ細かく把握しつつ、できるだけ早く品切れが緩和されるよう官民連携して取り組む」とも語った。