相葉雅紀、「志村どうぶつ園」収録でMCのコロナ急死に涙…今後もタイトル変えず番組続行
新型コロナウイルスによる肺炎のため、3月29日に死去したタレントの志村けんさん(享年70)が生前、MCを務めていた日本テレビ系「天才!志村どうぶつ園」(土曜・後7時)の2時間スペシャル(4日放送)の収録が2日、都内のスタジオで行われた。
志村さんの死後、山瀬まみ(50)、嵐・相葉雅紀(37)らレギュラー陣が集まるのは初めて。志村さんも参加した先月5日以降、番組の収録はなかったことから、約1か月ぶりの再会となった。
関係者によると、収録の冒頭、相葉が涙ながらにお悔やみのあいさつを述べた。突然の別れを受け入れられないレギュラー陣も涙に暮れたが、楽しいことが大好きだった「園長」こと志村さんの遺志を尊重し、その後は明るく和やかに収録が続いたという。
相葉の右隣が志村さんの“指定席”だったが、そこに姿はなく、スタジオには志村さんの笑顔の写真パネルが飾られた。
「特別編」とされた今回のスペシャルでは、レギュラーメンバーが思い出を語り合ったほか、16年分のVTRの中から名シーンを抜粋。
チンパンジーの「パンくん」との名場面や、志村さんの生まれ故郷である東村山での元捨て犬「ちび」との散歩、またロケや収録の裏側で、志村さんがメンバーに授けた言葉などが初めて語られた。
04年4月にスタートした「―どうぶつ園」はこの春から17年目に入る。大の動物好きだった志村さんは、番組内でさまざまな動物たちとの交流で視聴者を和ませてきた。虐待などで心に傷を負った動物たちも、なぜか志村さんにはすぐ懐いた。
生前の志村さんは番組で密着し、今月グランドオープンする香川県の「四国水族館」が完成するのを楽しみにしていたという。
今後について、番組関係者は「次回11日の放送回以降も、同タイトルのまま、出演メンバーも変わらず、園長不在で番組収録を続ける」と説明。
「秘書」の山瀬、「飼育係」の相葉ら役職もそのままで番組は続いていくとみられる。