「世界で最も影響力のある100人」に大坂なおみら
米誌タイムは22日、毎年恒例の「世界で最も影響力のある100人」を発表、日本から女子テニスの大坂なおみ選手と、自らの性暴力被害を公表したジャーナリスト伊藤詩織さんを選んだ。
大坂選手については、全米オープンテニスの場で人種差別に抗議、スポーツの領域を超えた存在感を示したことを紹介。
伊藤さんについては「勇気ある告発」で日本人女性の在り方を大きく変えたと評価した。
米動画配信大手ネットフリックス幹部としてドキュメンタリー制作を手掛ける日系人、リサ・ニシムラさんも選ばれた。
政治家からは、米大統領選で再選を狙うトランプ大統領と対立候補のバイデン前副大統領、中国の習近平国家主席と台湾の蔡英文総統、メルケル・ドイツ首相らを選出。
新型コロナウイルス流行を受け、米国のファウチ国立アレルギー感染症研究所長、中国の専門家、鍾南山氏を選んだ。
黒人差別反対運動「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大事だ)」の女性活動家3人も選ばれた。
「100人」はタイム誌が毎年、政治や芸術など各分野から外部の助言も得て独自に選出する。