高齢者の自殺動機分析 1位健康、2位経済や家庭
厚生労働省がまとめた2020年版自殺対策白書の概要が23日、判明した。中高年・高齢者の自殺を巡る状況について初めて詳細な分析を行った。
全体を通じて原因・動機で最も多いのは「健康問題」。一方で中高年(40〜64歳)と前期高齢者(65歳〜74歳)で2番目に多いのは「経済・生活問題」だったのに対し、後期高齢者(75歳以上)では「家庭問題」だった。
自殺対策白書は今秋に閣議決定される見通し。中高年を男女別にみると、いずれも最多となる健康問題以外については、男性で「生活苦」など経済・生活問題、女性で「夫婦関係の不和」などの家庭問題が多かった。
前期高齢者では、健康問題に続いて経済・生活問題と家庭問題が多かった。男性では「生活苦」「事業不振」などの経済・生活問題、女性では「家族の将来悲観」「家族の死亡」などの家庭問題が多くなっている。
後期高齢者でも、健康問題に次いで家庭問題が最も多い。詳細な原因では男女とも「孤独感」が多いのが特徴となった。
19年の自殺者数は2万169人で、前年より671人減少。10年連続減少し、統計を始めた1978年以降で最少だったことが既に判明している。
全体を通じて原因・動機で最も多いのは「健康問題」。一方で中高年(40〜64歳)と前期高齢者(65歳〜74歳)で2番目に多いのは「経済・生活問題」だったのに対し、後期高齢者(75歳以上)では「家庭問題」だった。
自殺対策白書は今秋に閣議決定される見通し。中高年を男女別にみると、いずれも最多となる健康問題以外については、男性で「生活苦」など経済・生活問題、女性で「夫婦関係の不和」などの家庭問題が多かった。
前期高齢者では、健康問題に続いて経済・生活問題と家庭問題が多かった。男性では「生活苦」「事業不振」などの経済・生活問題、女性では「家族の将来悲観」「家族の死亡」などの家庭問題が多くなっている。
後期高齢者でも、健康問題に次いで家庭問題が最も多い。詳細な原因では男女とも「孤独感」が多いのが特徴となった。
19年の自殺者数は2万169人で、前年より671人減少。10年連続減少し、統計を始めた1978年以降で最少だったことが既に判明している。