ゆうちょ被害、3倍の6千万円に 550万人に確認要請、社長謝罪
ゆうちょ銀行は24日、提携するNTTドコモの「ドコモ口座」など七つの電子決済サービスを悪用した貯金の不正引き出しが22日時点で約380件、計約6千万円に拡大したと発表した。
被害の件数と金額は18日時点から3倍近くに膨らんだ。決済サービスに登録する550万人の同行顧客に対し、不正利用による被害がないか取引を確認するよう求めた。
ゆうちょ銀の池田憲人社長は24日に東京都内で記者会見し、不正出金が相次いだ問題に対して「お客さまに多大なご迷惑、ご不安をお掛けしたことを深くおわびする」と謝罪した。被害の金額と件数は顧客からの申し出を集計した。