東京駅八重洲地下街に70分待ちの大人気マスク専門店
東京駅直結の八重洲地下街に驚くほど長い行列ができている。9月8日に開店したファッションマスク専門店「Mask.com(マスクドットコム)」だ。開店から1か月以上が経過したが、列は絶えない。
最長は70分待ち。休日は昼以降、行列が続き、平日も昼を中心に客が並ぶ。
広報担当の梶高梓さんは人気の理由を「商品数が200種類以上あること。あとはマスクコンシェルジュが接客についてくれるというところがいいのでは」と話す。
「Mask.com」の運営元である株式会社コックスは全国に220店舗(8月末時点)を展開するアパレル企業。“マスクコンシェルジュ”という言葉にアパレル業界から参入した強みが表れている。
「服の接客もしていたスタッフが多いので、知識や経験を生かしながら、マスクも服とあわせてコーディネートしています」。
新型コロナウイルスが猛威をふるい、安いマスクを買いに走っていた時とは一転、最近はマスクもファッション性が重視されるようになった。
12色を展開する、さらマスク(税込み550円)や「小池知事のような」レース付きマスクが人気。なかにはスワロフスキーがついた11万円(税込み)のものもある。
今月16日には羽田空港にもマスク専門店を期間限定でオープンした。梶高さんは「マスクをしなくなる生活になるのが一番いいとは思う」としたうえで、「マスクを楽しんでもらえれば」と呼び掛けた。