スケボーするために敷地内に無断で侵入 神奈川県警、20代の男性4人を軽犯罪法違反容疑で書類送検へ
横浜市西区の商業施設などの敷地内にスケートボードをするために無断で立ち入ったとして、戸部署が20代の男性4人を軽犯罪法違反(立ち入り禁止場所等侵入)の疑いで近く書類送検する方針を固めたことが23日、捜査関係者への取材で分かった。
県内で同法を適用してスケートボード愛好者を摘発するのは珍しいという。
捜査関係者によると、4人は10月中旬から下旬にかけて、同区の横浜駅周辺の商業施設や、みなとみらい21(MM21)地区のビルの敷地内にスケートボードをするために無断で侵入した疑いが持たれている。
いずれの場所も歩行者の通行自体を制限していないが、滑走目的の立ち入りは禁止されている。
4人とも容疑を認め、「少しくらいならいいと思った」「MM21地区でスケートボードに乗っている動画を見て模倣した」などと供述しているという。
MM21地区や同駅周辺では以前から、深夜を中心に愛好者がスケートボードをする光景が常態化している。
今年3月には、MM21地区でスケートボードに乗った小学生が70代男性に衝突し、男性が打撲のけがを負った。
騒音苦情も住民から相次ぎ、県警は滑走目的の立ち入り禁止を告知する張り紙を掲出するなど対策を強化している。