緊急事態宣言延長で弁護士が儲かる? キャバ嬢めぐり新たなトラブル勃発
緊急事態宣言が20日まで延長され、繁華街は断末魔の叫びを上げている。そんな中、東京・新宿歌舞伎町のキャバクラ嬢をめぐり新たなトラブルが勃発しているという。
キャバクラマネジャーは「2年続けて緊急事態宣言が出て大変です。キャバ嬢のほとんどは確定申告をしていないので、休業の給付金もあまりもらえずに、貯金も底をついている子が増えています。だから、お客さんに甘えちゃうのかもしれません」と語る。
“甘える”というのは、コロナ禍で休業になったキャバクラ嬢が客からカネを“借りる”ケースが増えていることだ。
「Zoomなど、オンラインキャバクラをして稼げるのはごく一部。大半は同伴指名客に個別にアプローチして、振り込ませています。お泊まりデートを要求する客も少なくありませんが、女の子も会うのはだるいから、『借りる』という名目で振り込ませる」(同)
しかし口座番号をLINEのメッセージで伝えたことが、後で命取りになるケースも出ているという。キャバクラ関係者はこう明かす。
「“借りた”お金を返済しなかったことで、銀行口座を仮差し押さえされて、出金できないという悲鳴が出ています。キャバ嬢が客から去年の緊急事態宣言時に100万円借りて、1年で返す約束をしていたのに、また緊急事態宣言で稼げないから、返済する余裕もないんです。仕方なく分割返済の約束をして、一部返済するから、仮差し押さえを解除してくださいと泣きを入れるしかない。とはいっても、そもそもキャバ嬢は借りた意識なんてなく、もらってたつもりなんですけどね」
2年連続の緊急事態宣言の発令で、客である貸主も資金繰りが厳しくなっている。以前なら、キャバクラ嬢に「返さなくてもいいよ」とポーンと大金を渡していた客たちも余裕がなくなって、回収に必死となっている。
法曹関係者は「弁護士は小口の債権回収や仮差し押さえは単価が安いので好みませんでしたが、不況下で新たなマーケットとして件数をこなしているようです」と話している。