TBS 五輪中継に“新兵器”導入 リモート応援で21日・なでしこ初戦後押し
TBSは、コロナ禍での五輪中継番組に「新兵器」であるリモート応援を導入する。
民放で最初の中継枠となる、21日開催のなでしこジャパンの初戦「サッカー女子予選第1戦 日本対カナダ」(後7・00放送開始、7・30キックオフ)から投入される。
陸上の五輪テスト大会やバレーボール女子日本代表の強化試合で採用された試みで、無観客開催となった札幌ドームで奮闘する、なでしこジャパンにオンラインで声援を送る。
独自開発したリモート出演システム「TBS Bell」を駆使。試合前後とハーフタイムに主将を務める熊谷紗希選手の母校・常盤木学園高校のサッカー部OBを含む50人弱をバーチャルで映し出す。
女子サッカー中継を皮切りに、柔道、野球など9競技で導入予定。
パブリックビューイングが中止となるなど、各家庭での視聴がこれまで以上に高まる五輪でもあり、同局東京オリンピックプロデューサーの板倉孝一氏は「新兵器という意味ではリモート応援がそれにあたるかもしれません。“ニューノーマルな一体感”を醸成していきます」と意図を説明した。