あしなが募金が全国リレー物価上昇、生活苦背景に
病気や災害、自殺で親を亡くした子どもの進学を支援する「あしなが育英会」(東京)は13日、47都道府県の街頭で寄付を募る「全国募金リレー」を東京・新宿でスタートさせた。
新型コロナウイルス禍や物価の上昇で生活が困窮する中、子どもたちの学ぶ機会を守りたい考えだ。
育英会によると、1970年以降、春と秋に全国約200カ所で実施してきた「あしなが学生募金」を、2019年10月を最後に感染拡大で自粛。昨年12月に再開したが規模は限定的だった。
一方、コロナ禍を背景に奨学生が増え、21年度は8千人を超えて過去最多となり、資金確保が必要になったという。