羽生結弦さん離婚発表 誹謗中傷やストーカー行為「お相手と私自身を守り続けることは難しく」 結婚公表から3か月
フィギュアスケート男子で2014年ソチ、18年平昌五輪を連覇し、昨年7月にプロ転向した羽生結弦さん(28)が17日、自身のX(旧ツイッター)で離婚を発表した。
羽生さんは8月4日午後11時11分に結婚を公表。相手は明らかにしていなかった。
午後11時40分。羽生さんの公式Xに、「マスコミ各位」と題したリリースが事務所からアップされた。
羽生さんは誹謗中傷やストーカー行為、過熱報道に悩んでいたことを明かし「これからの未来を考えたとき、お相手に幸せであってほしい、制限のない幸せでいてほしいという思いから、離婚するという決断をいたしました」とつづった。
8月4日午後11時11分に結婚を発表してから105日で、新たな生活にピリオドを打つ形となった。
「私は、一般の方と結婚いたしました。互いを心から尊敬し、大切にしていく覚悟を持って結婚いたしました。それぞれを守るために様々なことを考えながら共に乗り越え、過ごしてきました。そんな生活の中で、お相手は、家から一歩も外に出られない状況が続いても、私を守るために行動し、支えてくれていました」
相手については、いっさい明かしていなかったが、結婚発表後すぐに、相手を巡る報道が飛び交い、一部メディアによる執ようなつきまといが始まった。
相手とその親族、羽生さんの親族に対しても、中傷とつきまとい行為があり、普通の生活を送ることさえままならない日々だった。
苦しい胸の内を「私たちは、共に思い悩みながらも、このような事態から、互いをなんとか守っていけるように努めてきました。しかし、私が未熟であるがゆえに、現状のままお相手と私自身を守り続けることは極めて難しく、耐え難いものでした」と記した。相手を守るための選択だった。
今回の発表の最後は「この先も、前に進んでいきます。これからも、よろしくお願いいたします」と締められた。