性加害疑惑報道後で初…伊東純也のフランスリーグ出場にランスの監督は「伊東に問題はない」
11日 サッカー フランス1部リーグ ロリアン2―0スタッド・ランス(ロリアン)
スタッド・ランスの日本代表MF伊東純也(30)はアウェーのロリアン戦にフル出場した。アジア杯の大会中に性加害疑惑が報じられ、日本代表を離脱してから最初の公式戦出場。得点こそ奪えなかったが、伊東らしいスピード感のあふれるプレーを披露した。チームは0―2で敗れ、9位に転落した。
伊東は主戦場の右ウイングに入り、前半から攻撃の起点になった。持ち前の快速で突破を試み、ゴール前へクロスを送った。
後半5分、敵陣でのセットプレーからロングカウンターを浴びると、スルーパスで抜け出そうとしたコートジボワール出身のロリアンのFWバンバ(22)に対して、伊東が一気に加速して追いつき、ボールをカットしてピンチを阻んだ。チームメートのモロッコ代表DFアブデルハミドが伊東にハイタッチを求めるほどのスーパープレーだった。
地元紙『L’Union』によると、スティル監督は試合後、伊東について「良かったよ」と言い、「彼はわれわれにとって重要で、伊東に問題はない」と付け加えたという。