プーチン氏が圧勝、通算5期目へ ロシア大統領選
ロシア大統領選は17日、開票が行われ、開票率80%を超えた時点でウラジーミル・プーチン大統領が過去最高の87.2%を得票して圧勝した。
通算5選を決めたプーチン氏は18日未明、「支持と信頼を示したすべての国民に感謝したい」と勝利宣言した。
プーチン氏は自身の政権やウクライナ侵攻を公然と批判する勢力を容赦なく弾圧。主要な政敵はすでに死亡もしくは収監されている。亡命を余儀なくされた者もおり、実質的な対抗馬は不在だった。
プーチン氏はモスクワの選挙対策本部で記者会見し、「われわれに対する威嚇や、われわれの意志と意識に対する抑圧を誰がどれほど望もうと、歴史上成功したためしはない。これからも絶対に成功しないだろう」と強調した。
3日間にわたる投票期間中、ウクライナ側からの越境攻撃が各地であり、住民側に死者が出た他、投票所への放火や投票箱に染料を流し込むなどの妨害行為も相次いだ。
一方、モスクワにある反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の墓の前には、同氏の名前が書き込まれた投票用紙が複数置かれていた。