警察当局が「トケマッチ」元代表・福原敬済容疑者(42)に旅券返納命令の発出を外務省に要請 今後は国際手配を要請へ
高級腕時計のシェアリングサービス「トケマッチ」の元代表の男らが指名手配された事件で、警察当局が元代表の男らに対し、「旅券返納命令」を出すよう外務省に要請したことがわかりました。
「トケマッチ」の運営会社「ネオリバース」の元代表・福原敬済容疑者(42)と元社員の永田大輔容疑者(38)は、都内の男性から預かったロレックスを売却した業務上横領の疑いで指名手配されています。
福原容疑者らは中東のドバイにいるとみられていますが、その後の捜査関係者への取材で、警察当局が外務省に対し、2人に「旅券返納命令」を出すよう要請したことが新たにわかりました。
旅券返納命令が出されたあと、期限までにパスポートを返納しない場合は滞在先の国で不法滞在とみなされ、強制退去処分の対象となる可能性があります。
警察当局は今後、ICPO=国際刑事警察機構に福原容疑者ら2人の国際手配を要請する方針です。
一方、返却されていない時計のオーナーでつくる被害者の会はきょう、警視庁に速やかな捜査などを求める上申書を提出しました。
被害者
「一番の願いは少しでも時計が返ってくること。もしくはその被害金額が戻ってくることが願い」
警察庁によりますと、今月8日時点で、33都道府県であわせて173件の被害届が受理されています。