駅舎全焼の原因はタバコの不始末か 男性(30)が重過失容疑で書類送検 長崎
去年10月、島原鉄道大正駅の駅舎をタバコの不始末で全焼させたとして、長崎県諫早市内の30歳の男性が重過失失火容疑で書類送検されました。
重過失失火の疑いで長崎地検に書類送検されたのは諫早市に住む30歳の男性です。
警察によりますと、男性は去年10月、長崎県雲仙市瑞穂町にある島原鉄道の大正駅の駅舎で喫煙。
設置されていた燃えるゴミ用のゴミ箱にタバコの火が完全に消えているかを確かめずに吸い殻を捨て、駅舎を全焼させた疑いが持たれています。
男性はタバコを捨てたあと列車でその場を離れていました。
警察によりますと火は、およそ1時間後に消し止められましたが、木造の駅舎およそ21平方メートルが全焼しました。
この火事によるけが人はいませんでしたが、駅の設備が損傷したため島原鉄道はおよそ半分の区間で終日運休となりました。
島原鉄道では「すべての駅構内で禁煙となっているのでマナーを守って利用して欲しい」としています。