松本人志裁判、文春側は全面的に争う姿勢 松本側は「A子」「B子」の特定を求めたが、被告側は回答を避ける 松本本人は出廷せず
女性に性行為を強要したなどと週刊文春に報じられたお笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(60)が、発行元の文藝春秋などを相手取り5億5000万円の損害賠償などを求めた民事訴訟の第1回口頭弁論が28日、東京地裁で開かれた。
この日はそれぞれの代理人が出廷し、準備書面の内容を確認。文春側は全面的に争う姿勢を示した。
松本側は誌面に登場する「A子」「B子」の特定を求めたが、被告側は回答を避けた。
次回の期日は6月5日に決まり、約5分間で閉廷した。松本は出廷しなかった。
東京地裁には傍聴券を求めて大勢の人が訪れ、傍聴19席に対し、691人に整理券を配布。倍率は約36倍となった。
松本を巡っては、昨年12月27日発売の週刊文春が飲み会で女性に性行為を強要したなどと報じた。
年が明け1月8日には松本が「さまざまま記事と対峙して、裁判に注力したい」として当面の間芸能活動を休止すると発表。
その後、同22日に文春側を相手取り、5億5000万円の損害賠償や訂正記事による名誉回復を求める訴えを東京地裁に起こした。