ドジャースが問題のマチャド動画£出も処分なしか Tヘルナンデス&ファン憤慨「最低」
泥沼化は避けられないか…。ナ・リーグ地区シリーズを争うドジャースとパドレスの間に生じた亀裂がますます深まっている。
6日(日本時間7日)の試合ではパドレス左翼手のプロファーが守備時に挑発的な行動を見せ、スタンドのドジャースファンからボールなどがグラウンドに投げ込まれて試合が一時中断するなど大荒れ。両チームの選手たちも試合中に罵り合い、ヒートアップしていた。さらに7日(同8日)には米メディアがパドレスの三塁手・マチャドが守備に就いた際、ドジャースベンチに向かってボールを投げていたことを大々的に報道。ロバーツ監督はこの日の会見で「失礼だ」などと怒りをあらわにしたが、球団側もマチャドの行動を問題視したようだ。
米メディア「アスレチック」の敏腕記者、ケン・ローゼンタール氏らによると「ドジャースは公式調査のため、このビデオをMLB機構に送った」という。問題のシーンではベンチにいたTヘルナンデスも異変に気づき、マチャドに抗議するようなジェスチャーを見せている。フリードマン編成本部長も動画を提出した事実を認めた上で「それ(調査)が終わるまでコメントは控える」と語った。
米スポーツ専門チャンネル「ESPN」は情報筋の話として「何らかの処分が下される可能性は低い」としているが、マチャドの行動によって日米ファンはさらにエキサイト。SNSなどでは「いくらなんでもこれはアカン」「リスペクトのカケラもない最低な行動」「テオとマチャドは仲いいのに怒ってる」「ロバーツとマチャドはドジャースで同じチームだったのに」といった批判的な声が大勢を占めている。
マチャドは前夜の試合後「いつもダッグアウトにボールを投げている。両方のダッグアウトにね」と通常運転≠強調いていたが、状況が状況だけに簡単には収まりそうもない。