大久保公園周辺の“売春目的”路上女性への対策強化へ 警視庁などがパトロール
東京・新宿区の大久保公園周辺で女性が売春目的で路上に立ついわゆる「立ちんぼ」が後を絶たないことを受け、警視庁や東京都が改めてパトロールを行いました。
10日午後、新宿区歌舞伎町に近い、大久保公園周辺では、警視庁の捜査員や東京都の職員らがパトロールを行い、「売春目的での客待ち行為は法律により禁止されています」などと呼びかけました。
大久保公園周辺では、女性が売春目的で路上に立つ、いわゆる「立ちんぼ」と呼ばれる状況が確認されていて、警視庁などは摘発を繰り返していますが、今も売春行為は後を絶ちません。
また、インターネット上でこうした情報が広まり、興味本位での野次馬が増えるなど、さらなる治安の悪化を招いている現状も問題となっていることから、警視庁などは改めて、大久保公園周辺の環境を良くしようと、パトロールを行いました。
パトロールの前には、大久保公園周辺の対策会議が開かれ、警視庁生活安全部の半田正浩保安課長は、「売春目的で客待ちをする女性の中には、 悪質ホストに売掛金の負債を抱えている人もいる。(こうした人たちの)心のSOSを見落とすことなく、 1人でも多くの女性の更生につなげてほしい」と捜査員らに指示をして、「環境浄化を必ず成し遂げたい」と決意を語りました。