売掛金回収でホストクラブに営業停止処分 “傷害事件”でのぼったくり防止条例適用は東京都で初事例に
「売掛金」回収のために女性客を殴りケガをさせたとして、ホストの男が逮捕された事件をめぐって、東京都公安委員会が男が所属する歌舞伎町のホストクラブの営業停止処分を決めたことが分かりました。
都のぼったくり防止条例違反を傷害事件に基づき、適用するのは初めてのことです。
東京都ぼったくり条例違反で行政処分を受けるのは、新宿区歌舞伎町のホストクラブ「KINGDOM」で、来月1日から106日間の営業停止処分となります。
「KINGDOM」をめぐっては去年9月、店に所属するホストの男が「きょうはこれ以上払えない。お願いちゃんと払うから」と話した女性客に対し、売掛金を回収するために「うるせぇふざけんなよ」などと言いながら、顔を殴る暴行を加えケガをさせたとして警視庁に逮捕されていました。
東京都公安委員会が、ホストクラブに対し傷害事件でぼったくり防止条例を適用し、営業停止処分を行うのは初めてだということです。