外部指導者が馬乗りビンタ…鳥取の県立高校、解任公表せず
鳥取県立智頭農林高(同県智頭町)の運動部で、外部指導者の男性が部員に馬乗りになってビンタをしたり、暴言を吐いたりしたとして3月に解任されていたことが12日、鳥取県教育委員会などへの取材で分かった。
県教委は公表しておらず、理由を「外部指導者の(体罰)事例は初めてで、状況などを総合的に判断した。外部指導者の体罰などに対する処分、公表の基準は定めていない」と説明している。
専門家によると、外部指導者の場合は処分や公表基準が定められていないことが多いため、表面化しにくいという。
県教委などによると、指導者は委嘱を受けた2011年4月以降、複数回にわたり男子部員を殴ったり「ぼけ」などと暴言を吐いたりした。
鼻血を出すけがをした部員もいた。
ことし1月、県教委に連絡があり体罰が判明。
「指導のためだった」と話しているという。
外部指導者の体罰をめぐっては3月、大分市の市立中の剣道部でも発覚。
解任されていたが管轄する教育委員会は公表せず、撮影されていた映像や、マスコミの報道で明るみに出た。
日本女子大の坂田仰教授(教育制度論)は「教育現場の隠蔽を防ぐためにも、外部指導者を対象とする処分や公表基準を定めるべきだ。そのためにも非常に曖昧な外部指導者の定義を、法律などで明確にするべきだ」と述べた。
県教委は公表しておらず、理由を「外部指導者の(体罰)事例は初めてで、状況などを総合的に判断した。外部指導者の体罰などに対する処分、公表の基準は定めていない」と説明している。
専門家によると、外部指導者の場合は処分や公表基準が定められていないことが多いため、表面化しにくいという。
県教委などによると、指導者は委嘱を受けた2011年4月以降、複数回にわたり男子部員を殴ったり「ぼけ」などと暴言を吐いたりした。
鼻血を出すけがをした部員もいた。
ことし1月、県教委に連絡があり体罰が判明。
「指導のためだった」と話しているという。
外部指導者の体罰をめぐっては3月、大分市の市立中の剣道部でも発覚。
解任されていたが管轄する教育委員会は公表せず、撮影されていた映像や、マスコミの報道で明るみに出た。
日本女子大の坂田仰教授(教育制度論)は「教育現場の隠蔽を防ぐためにも、外部指導者を対象とする処分や公表基準を定めるべきだ。そのためにも非常に曖昧な外部指導者の定義を、法律などで明確にするべきだ」と述べた。