北海道・帯広で38.7度、5月の記録更新 熱中症に注意
北海道では午後1時までに池田町で38.5度、足寄町で38.3度、女満別空港で37.3度を観測するなど19地点で年間の最高気温を更新した。
気象庁によると、これまでの5月の最高気温は埼玉県秩父市で1993年5月13日に観測した37.2度だった。
東京都心部では午前11時すぎに今年最高となる31.9度を記録。5月としては史上初の3日連続の真夏日となった。
このほか、茨城県大子町で34.3度、宮城県気仙沼市で32.7度、福岡市博多区で31.8度など、150地点以上で5月の最高気温を更新した。
気象庁によると、列島上空に大陸から暖かい空気が入り込み、全国で晴れたことで気温が上昇した。
特に北海道東部では、山から風が吹き下りて気温が上がりやすくなる「フェーン現象」も影響しているという。
気象庁は、北海道から近畿にかけての多くの道府県に高温注意情報を発表。
猛暑日が予想される所もあるとして、熱中症への警戒を呼びかけている。