カンニング指導で「ひきょう者」言わされたこと等で自殺か 両親は不適切指導とし訴え 学校側争う姿勢
大阪の清風高校の男子生徒がカンニングをし、指導で自らを「ひきょう者」と言わされたことなどが原因で自殺したとして、両親が学校を訴えた裁判が24日始まり、学校側は争う姿勢を示しました。
3年前、清風高校の2年生だった男子生徒は、試験でカンニングをし、指導を受けた2日後に自ら命を絶ちました。男子生徒の両親は、指導で生徒に自らのことを「ひきょう者です」と言わせたことなどが自殺の原因になったと主張し、不適切な指導だったなどとして、学校側に対し1億円あまりの損害賠償を求めています。
この日始まった裁判で、学校側は「同様の指導を受けた生徒が自殺したことはなかった」などとして、両親の訴えを退けるよう求めました。
男子生徒の父親
「カンニングが悪いことだって私らも分かってますし、指導が必要だっていうのは分かってるんですけども、指導が厳しすぎないのかっていうところがきちんと調査されてるのか」
学校側は取材に対し、「係争中のため、コメントは差し控える」としています。