約1年半で250回以上、119番通報し、救急隊員らの業務を妨害したとして、警察は22日、大阪府泉南市に住む無職の27歳の女を逮捕しました。

多い日には7回の通報があったほか、路上で倒れたふりをして通行人に通報させることもあったということですが、女は調べに対し、「覚えていないけど、体調が悪かったから呼んだだけ」などと容疑を否認しているということです。

偽計業務妨害の疑いで逮捕されたのは、泉南市に住む無職の女（27）です。
警察によりますと、女は去年4月から今年10月までの間、251回にわたり、体調不良を装って119番通報し、救急隊員を出動させて消防の業務を妨害した疑いがもたれています。

10月に消防から警察に相談があり、警察が捜査を進めて逮捕状を取ったところ、22日朝、女が体調不良を理由に119番通報してきたことから、警察も現場に駆けつけ、救急車内で通常逮捕したということです。

女は多い日で7回、3時間近く救急隊員をその場にとどめて対応させていたこともあったほか、路上で倒れたふりをして通行人に通報させることもあったということですが、警察の調べに対し「覚えていないけど、体調が悪かったから呼んだだけ」などと容疑を否認しているということです。
警察は動機などを詳しく調べています。