歌舞伎町のホスト 女性客に“立ちんぼ”行為そそのかした疑いで初逮捕 “ツケ”回収のため、コロナ禍の金銭苦で客待ちする女性も増加
東京・新宿歌舞伎町のホストクラブの従業員の男が女性客に対し、路上に立って売春相手の客待ちをする、いわゆる“立ちんぼ”行為をするようそそのかしたとして、警視庁に逮捕されました。
売春防止法の疑いで逮捕された、新宿区歌舞伎町のホストクラブに「森のくまさん」と名乗って勤務する江川誉容疑者(25)は自分の女性客に対し、「生活費に困っているなら立ちんぼしてみなよ」「稼いだら店でも会えるし返済もできる」などと言って、路上で売春相手の客待ち行為をするようにそそのかした疑いがもたれています。
捜査関係者によりますと、江川容疑者は女性に対し多額の売掛金いわゆる“ツケ”を回収しようとしていたということです。
警視庁はこれまでに女性側を客待ち行為の疑いで摘発していましたが、ホストから客待ちを強いられるケースが相次いでいることから、「そそのかし」容疑での初の逮捕に踏み切りました。
また、歌舞伎町で働く女性を支援する団体によりますと、歌舞伎町の一部のエリアではコロナ禍の影響による金銭苦などが原因で“立ちんぼ”行為を行う女性がここ数年増加しているということです。