北海道では土砂崩れ JR特急など300本運休
台風7号から変わった温帯低気圧の影響で、北海道では5日、南西部を中心に大雨となった。
道内では5日夕までに雨のピークは過ぎたが、札幌管区気象台は引き続き土砂災害や河川の増水に警戒を呼び掛けた。
岩内町は、町内を流れる2つの川が氾濫する恐れがあるとして、355世帯660人に避難勧告を出した。
道警などによると、5日午前5時45分ごろ、八雲町黒岩の道央自動車道で、のり面が高さ約5メートル、幅約12メートルにわたって崩れ、土砂が車道に流れ込んだ。
走行中の車1台が土砂に乗り上げたが、運転していた40代男性にけがはなかった。JR北海道は、札幌と釧路を結ぶ特急など約300本を運休とした。
気象庁は4日以降、避難勧告などの判断を支援するため、道空知総合振興局(岩見沢市)に「防災対応支援チーム」(JETT=ジェット)の職員計4人を派遣した。