上野動物園4カ月ぶり再開 シャンシャンも元気な姿
新型コロナウイルスの影響で休園していた上野動物園(東京都台東区)が23日、約4カ月ぶりに営業を再開し、ジャイアントパンダの子どもシャンシャン(香香、雌3歳)も公開された。
感染防止のため当面、開園時間は午前10時〜午後4時と通常より短縮し、事前予約制で入園者を1日4000人に制限。見学者が滞留しないようパンダ舎内の撮影は禁止される。
園は15分ごとに200人入場させるため、時間を指定した整理券を発行。ゲートが開くと、パンダグッズを持ったファンが弾んだ足取りでパンダ舎へ。
シャンシャンはハンモックの上で竹を食べたり水浴びを楽しんだりし、元気な姿を見せた。
上野動物園は2月29日から休園。冨田恭正副園長は「再開でき、ほっとしたと同時に、来園者と飼育員を絶対に感染させたくないと気を引き締めた」と話した。
今後は感染状況に応じて来園可能な人数を拡大する方針。
シャンシャンは12月末までに中国に返還される予定。新型コロナの影響で中国との交渉が滞っており、具体的な時期は決まっていない。