歌舞伎町で抗原検査 飲食と感染防止を両立―都医師会
東京都医師会は28日、新宿区歌舞伎町の飲食店従業員と客を対象に、約20分間で結果が判明する新型コロナウイルス抗原検査の予行演習を実施した。飲食店支援と感染拡大防止の両立が狙い。
30日から3日間、150人程度を対象に試験的に検査を実施し、効果を検証した上で、自治体などに他地域での活用を呼び掛けたい考えだ。
予行演習では、飲食店関係者や都医師会職員らがスマートフォンで連絡先などを登録し、自ら鼻腔から検体を採取して検査スタッフに渡した。
抗原検査はPCR検査と比べ、迅速に検査結果が分かるのが特徴。
検査は無料。陽性の場合は医療機関の受診を促す。都医師会は「陰性であれば店側も客も安心して楽しめる。財源を確保できれば、本格的に展開したい」としている。