コロナ禍も伝説の愛 歌舞伎町ホストクラブ体験ツアー 感染対策徹底
昨年、新型コロナの感染が拡大した際に「夜の街」として注目された新宿・歌舞伎町。
ホストクラブ「レジェンド愛」では今、感染対策を徹底して、本店や二号店をめぐりジャズの生演奏などを楽しんでもらう体験ツアーを実施している。
レジェンド愛運営会社の桐生武社長は「安全、安心なツアーで間口を広げたい」と話しており、利用客にも好評という。
レジェンド愛は老舗ホストクラブ「愛本店」の元ホストらが、「ホスト界の帝王」と呼ばれた故・愛田武さんの思いを受け継ぎ、昨年八月に本店、今年六月に二号店「Neo」を開店。
国や都の要請を全て受け入れ、スタッフには検査を受けてもらうなど感染対策に努めてきた。
ツアーは、四十歳以上の女性限定で、旅行会社「ポケットカルチャー」(中央区)の添乗員が案内する。
Neoではジャズの生演奏を楽しみ、レジェンド愛の歴史やホストの業界用語、マナーなどを教えてもらう。
ダンスフロアもある本店ではホストによる接客も。ソフトドリンクの飲み放題もあり、酒類提供の自粛要請が終われば、焼酎やブランデーも提供するという。
レジェンド愛によると、ツアーの利用客は五十代、六十代が多く、コロナ禍で人と話す機会が少ない中、参加できてうれしい、といった感想が寄せられているという。
ツアーは毎週金−日曜の午後二時五十分〜同五時。入店時に顔写真付きの身分証明書を提示する。料金は一人六千六百円(税込み)。ツアーサイト「ポケカル」で予約できる。