シェアハウス暮らし元ホスト…その事情とは
24日夜、都内にあるシェアハウスを訪ねました。
家賃は月3万円で、現在は若い男性8人が共同生活を送っています。去年7月から、ここで暮らしている23歳の坂本さんは、ある事情があって、入居を決めたといいます。
シェアハウスで暮らす坂本さん(仮名・23)
「僕ホストをしてたので、コロナや色々な面で厳しくなって」
上京後、都内のホストクラブで働いていましたが、コロナの影響で店の経営が悪化。仕事を失い、住んでいた寮も出ることになりました。
「『やべえどうしよう』って。ホームレスも1週間くらいやったりで。『あした食うものない』みたいなのがきつかったですね」
家族にも頼れず友人もいない中、SNSを通じて知ったのが、このシェアハウスでした。
「雨風しのげる場所があるのが一番うれしいですね。色々な支援もしてもらえるので、すごい助かってますね」
シェアハウスを運営するNPO法人サンカクシャでは、家庭の事情などで困窮する若者を対象に、住居や就労に関する支援のほか、社会人による相談支援も行っています。
「これだけですね。ほぼ全財産ですね。『0』を2つ3つ増やしたいですよね。将来的には」
坂本さんは、安定した仕事を続けるためプログラミングを勉強中だということです。
「応援してもらってるのに、プラプラしてたら悪いかなって。やれるだけやってみて『あかんかったら、またあかんかった時に考えよう』と思って今は頑張ってます」