香港、輸入ハムスターから人にコロナ感染の疑い 2000匹殺処分
香港政府は18日、ペットショップのハムスターから人間に新型コロナウイルスが感染した可能性があるとして、ハムスターなど2000匹を殺処分にする方針を明らかにした。
香港で動物から人間への感染が確認されれば、初めてのケースだとみられる。
ペットショップの従業員がデルタ型の変異ウイルスに感染していることが分かり、感染源を調べていた。18日までに複数のハムスターの感染を確認し、ペットショップの閉鎖を命じた。
最近、ハムスターを購入した人には政府に引き渡すよう求める。ハムスターはオランダから輸入したという。
香港は新型コロナを完全に抑え込む「ゼロコロナ」政策を採用する。
17日には新たな変異型「オミクロン型」を香港に持ち込んだとされるキャセイパシフィック航空の元客室乗務員2人を逮捕、起訴した。
自宅待機が求められる期間中に外出し、感染を広めた疑いがある。