「顔にコンプレックス」「ストレスで円形脱毛症」元ホストが17万円奪い、逃走中に整形
東京・新宿歌舞伎町のホストクラブで働いていた男が、女性から現金17万円などを奪いけがをさせたとして逮捕されました。「顔にコンプレックスがあり、整形をする金が欲しかった」と供述していて、逃走中に実際に整形をしていたということです。
強盗傷害の疑いで逮捕されたのは、住居不定・無職の松木幹太容疑者(21)で、去年9月、新宿区・歌舞伎町のビルで30代の女性に対し、「金を出せ」と脅し首を絞めてけがをさせたうえ、現金17万円やグッチの高級腕時計などを奪った疑いがもたれています。
警視庁によりますと、松木容疑者は去年1月からおよそ半年間ホストクラブに勤務していたということです。
松木容疑者は退職後、自分が担当していた女性客から肩代わりしていた料金を回収しようと、ホストクラブの近くで待ち伏せしていました。
その後、現れた被害者を自分の女性客と見間違い犯行に及んだということです。
松木容疑者は、逃走していましたが、今月別の事件で検挙され、今回の逮捕にいたりました。
取り調べに対し松木容疑者は容疑を認めたうえで、「整形する金が欲しかった」「同僚のホストに比べて顔の輪郭や鼻にコンプレックスがありストレスで円形脱毛症になった」と供述しているということです。
松木容疑者は、犯行後、目の下にある涙袋を実際に整形していたということで、警視庁は事件のいきさつを調べています。