高校生暴行、男に懲役3年求刑 電車内で喫煙―宇都宮地裁支部
JR宇都宮線の車内で1月、喫煙を注意してきた男子高校生に暴行を加え重傷を負わせたとして傷害罪などに問われた元ホストクラブ従業員宮本一馬被告(28)の初公判が16日、宇都宮地裁栃木支部(片山憲一裁判長)であり、同被告は「間違いない」と起訴内容を認めた。
検察側は懲役3年を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求め結審した。判決は7月19日。
検察側は論告で、電車内での喫煙を注意した男子生徒の顔を殴るなど「執拗かつ容赦ない暴力で、悪質だ」と非難した。弁護側は「(事件後は)冷静になり、反省している」と情状酌量を求めた。
起訴状などによると、宮本被告は1月23日正午すぎ、栃木県内を走行中の宇都宮線車内で当時17歳の男子生徒に土下座を強要した上、殴る蹴るなどの暴行を加えて顔の骨を折る大けがをさせたとされる。