キリン移送事故、死因は「肺うっ血」…転倒して首が曲がった状態に
神戸市立王子動物園で飼育されていたキリンの雌「ひまわり」(1歳8か月)が4月、岩手サファリパーク(岩手県一関市)への移送中に死んだ事故で、同パークは、死因は頭頸部を極度に折り曲げたことによる肺うっ血だったと発表した。
外部の獣医師による病理検査の結果、判明した。
ひまわりは、王子動物園からトラックで移送中、鉄製の輸送箱の中で死んだが、移送中に転倒したことなどにより、首が曲がった状態になったことが影響したとみられるという。
同パークは再発防止策として「走行距離や時間を吟味し、動物の負荷軽減を最優先とする」「輸送箱には動物の状態を確認するカメラや温度計を設置する」ことなどを挙げている。