石川の断水 9700世帯で続く 解消に向け試験通水も“飲み水には使わないで”
記録的な寒波の影響で水道管の凍結や破裂が相次ぎ、石川県は能登地方を中心におよそ9700世帯で断水が続いています。
29日午後2時時点の北陸放送のまとめでは、かほく市のおよそ5400世帯、輪島市の2767世帯、七尾市の988世帯、志賀町の340世帯、宝達志水町のおよそ220世帯で断水が続いています。
このうちかほく市は、断水の解消に向けて、29日の夜から地域ごとに通水を再開することにしています。ただ水質検査が完了するまでは水が濁る可能性があり、市は飲み水として使わないよう呼びかけています。
七尾市は30日にかけて試験的に水を通す作業を進め、問題がなければ断水を解消できるとしています。
輪島市は漏水している箇所を点検するため、市の中心部から試験的に水を通す作業を進めています。
また、一時843世帯が断水していた羽咋市は、配水池の水量が回復し、28日夜、通水を再開しました。
一方、宝達志水町は復旧のめどが立っていません。