トルコ地震、死者3800人超 国際社会が支援表明
6日にトルコ南部を震源として起きたマグニチュード(M)7.8の地震で、トルコや隣国シリアの当局などによると、死者は両国で計3800人以上、負傷者は計約1万8千人となった。
被災地では7日未明も救助活動が続いた。国際社会が支援や捜索・救助隊の派遣を表明。ただ冬の厳しい気候に加え、シリア内戦の影響が続く地域も被災しており、困難も見込まれる。
トルコメディアによると、オクタイ副大統領は2379人の死亡が確認され、1万4千人以上が負傷したと述べた。
シリアでも被害は拡大し、保健省によると北部アレッポ県などで711人が死亡し、1400人以上が負傷。
北西部の反体制派地域で活動する市民組織によると、反体制派地域で730人以上が死亡し、2100人以上が負傷した。
各国メディアによると、トルコに対して英国が捜索・救助要員を、ギリシャが輸送機や救助車両、救助犬を派遣。
インドは医療チームなどで支援。日本政府も6日、国際緊急援助隊・救助チームの先発隊をトルコに向けて派遣した。