東京23区に大雪警報 関東甲信、帰宅時警戒
低気圧の影響で関東甲信では10日、各地で雪が降った。11日にかけて関東甲信の広い範囲や東北太平洋側南部で大雪になる恐れがあるとして、気象庁は路面凍結による交通障害などに警戒を呼びかけた。
東京23区と多摩地方には大雪警報が発表された。10日夜には沿岸部から次第に雨に変わるとみられるが、帰宅時間帯に路面の状況が悪化している可能性がある。
日航と全日空は国内線の一部で欠航を決めた。JR東日本は山形新幹線の福島―新庄間で10日夕から順次運転を見合わせる。
首都圏の路線でも大幅な遅れや運休が発生する恐れがある。首都高速道路では10日朝から一部入り口を閉鎖した。
気象庁によると、前線を伴った低気圧が発達しながら進み、本州の南岸を東北東に進む見通し。
地上気温が予想より低くなったり、降雪が予想より長引いたりした場合は、広い範囲で大雪警報を発表する可能性があるとしている。東京23区に大雪警報が出るのは昨年1月6日以来。
東京都港区のJR新橋駅前では、雪がちらつく中、傘を差した人たちが仕事に向かっていた。