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「細胞が死んでいる」「無意識によだれが…」人気のHIFUで後遺症被害 国の調査委が法規制求める【news23】


「小顔」や「たるみ」に効果があるとして人気のHIFU(ハイフ)施術をめぐる事故が増えています。
国の調査委員会は3月29日、「しびれで下を向くと無意識によだれが垂れる」「急性白内障で手術を受けた」など後遺症の被害が増えているという調査結果をまとめました。

HIFUはガンの治療にも使われることがある技術です。
超音波で皮膚の下にある筋膜に熱を加えることで、肌の引き締め効果が期待できるとされ、美容目的での利用が広がっています。

30代女性「半年に1回やってる。フェイスライン、 二重あごのところだけやりたいんですよね」

20代女性「中の細胞を刺激して、頬の中で、きゅっと、お肉を焼いたときに縮まるようなイメージらしいです。静電気みたいなぴりぴりするような痛みというか刺激はありますけど」

20代女性「コロナ禍があけて、マスクをいつか外さないといけないときが来る前に、今のうちにやっておこうかなって。SNSでもよくやっていて、よく広告とか目につく。身近な感じだったので」

しかし、そのHIFUをめぐり、消費者安全調査委員会は…

消費者安全調査委員会 中川丈久 委員長
「HIFU施術の事故例として、“長期間の麻痺”や“視力障害”が発生した例があるほか、跡が残ってしまって、精神的なショックを受けたという被害者もいらっしゃいます」

やけどや神経障害などの被害が、この8年間に135件報告されているとの調査結果を発表したのです。

被害の報告(委員会の調査より)
「あごと左首にしびれ。『末梢神経損傷。首の奥の細胞が死んでいる』と医師に言われた」
「しびれで、下を向くと無意識によだれが垂れる」
「目の中心部がかすんで、白くぼやけた。急性白内障で手術を受けた」

なぜ、こうした被害が相次いでいるのでしょうか?
現在、HIFUを使った施術は医療行為にあたるか、明確な判断がされておらず、規制はありません。
そのためエステサロンなどで、医療の資格が無い人による施術や、“セルフHIFU”として、客に機器を貸し出しての施術が行われているといいます。

消費者安全調査委員会 中川丈久 委員長
「(HIFU施術は)神経や血管の位置といった、解剖学の知識が求められる非常に難しい施術。にもかかわらず、エステサロン等でも、クリニックと変わらない出力のHIFU機器が使われており、それを解剖学などの知識が不十分な者が行った結果として、やけどや神経障害などの事故に至った」

委員会は関係する省庁に、HIFUを使った施術を「医療行為」と定めるよう求めました。
一方、業界団体は、エステでのHIFUについて、以前から注意喚起をしていたと言います。

日本エステティック業協会 迫千代さん
「HIFU機器を用いた施術は、医療行為に抵触する恐れがあること、また危険を伴う施術であることから、会員企業に対して、行わないよう要請しています」

2015年11月〜2022年12月に起きた事故のうち、7%がセルフエステ、71%エステサロンでの事故( 消費者安全調査委員会の報告書より)。
エステ業界の主要団体は、HIFUを禁止していますが、実は、団体に加盟していない店舗が、全体の約9割と推測されていて、そのうち約2割が、HIFU施術を行っていると見られています。

調査委員会は、「危険性が少なく見えてしまうが、ものすごく慎重に、きちんと、正しく使わなければ、正しい効果は起きないということを理解してもらいたい」と話しています。

医療問題弁護団は、ホットラインを開設し、無料で相談を受け付けるとしています。

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