フジのホストドラマに歌舞伎町住民が驚くワケ ロケ地はいわくつきビル≠ニ目と鼻の先
東京・新宿歌舞伎町を舞台にした深夜ドラマ「ホスト相続しちゃいました」(フジテレビ系)が、地元水商売関係者の間で「結構攻めたドラマだ」と話題だ。
このドラマは、広告代理店勤めの独身女性(桜井ユキ)が、死んだ叔父の経営していたホストクラブを継ぐハメになり、ホスクラの社長(三浦翔平)に見守られながら、潰れかけの店を立て直していくという話。今どきのホスト業界を割と忠実に描いている。当然、歌舞伎町界隈でも撮影は行われていて、地元民が驚くのはメーンロケ地の立地。
「この辺じゃヤバくて有名なビルの目と鼻の先なの」と声を潜めるのは、そのビルのクラブで働くベテランホステスだ。「ビルの非常階段が二手にあるんだけど、しょっちゅうなんか売買してるの。すごいよ。白い粉みたいなのを普通に渡したりしてるからね」
4月下旬も、深夜に仕事を終えエレベーター待ちしていたら、近くにホステスがいようがお構いなしで売買していたという。
「1〜2メートル先でお金の受け渡しも見えた。売る方はだいたい黒人で、買う方は普通のサラリーマンとかじゃないよね。20〜30代のヤクザ風。日常茶飯事だからあ〜まただ≠チて感じ。ウチの店の子たちもみんな知ってる」
聞けば、このビルでは以前もトー横キッズ@高ンの深刻な事件があったそう。「ビルの下にはよく黒人がたむろしていて、トラブルはしょっちゅう。飲み歩いてる人には『あのビル辺りじゃ飲みたくない』って言われる」と同ホステス。そんな立地だからか、メーンロケ地が入居するビルの外観を撮影する時は、歌舞伎町ではない別の場所のビルが使われているという――。